最終更新:2023年12月22日

Google社より「Google Chrome」拡張機能のマニフェスト仕様「Manifest V2」の終息スケジュールが公表され、「Manifest V3」への対応を完了していないChrome/Edge拡張機能は段階的に動作停止する見通しです。弊社製品につきましては、IDマネージャー拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」が本件の影響を受け動作停止する見込みです。

2023年11月に発表された「Manifest V2」の終息スケジュールでは、早ければChrome 127の安定版リリース前バージョン(Dev、Canary、Beta)でManifest V2拡張機能が無効となった後、2024年7月以降にリリースするChrome 127安定版でも同様にManifest V2拡張機能が無効となる予定です。

そのため、ブラウザを対象バージョンにバージョンアップするまで、本件に該当するManifest V2を利用したIDマネージャー拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」を引き続きご利用いただけるものと考えておりますが、将来的には終息が決まっておりますので、猶予がある時点でのManifest V3対応を進めていただくことをお勧めいたします。
IDマネージャーおよび拡張機能の詳細につきましては、製品インストールメディア内にございますマニュアルをご確認ください。

拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」
拡張機能「ID Manager Extension V3」
  • ID Manager Extension V3 – Chrome ウェブストア
  • Manifest V2 動作仕様の拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」の後継となる Manifest V3 対応の拡張機能です。
  • 「ID Manager Extension V3」と「ID Manager Google Chrome Extension」2つの拡張機能をインストールしても「ID Manager Extension V3」対応バージョンのIDマネージャーは動作しますが、ご対応後「ID Manager Google Chrome Extension」は利用しないため削除してください。

 

対応要否フローチャート

以下は拡張機能 Manifest V2サポート終了に伴うIDマネージャーの対応要否を判定する簡易的な判定チャートです。

 

1.ご利用の製品が本件対象のバージョンに該当するか確認する

下記製品バージョンのIDマネージャーは、Manifest V2 の拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」を使用して動作しており、対応の検討が必要です。

対象ブラウザー EVEMA EVEFA EVEFA スタンドアロン版 Themis
Google Chrome 3.2.0~3.31.1 5.10.0~5.21.3 5.4.0~5.10.0 1.7.0~1.21.0
Microsoft Edge 3.20.0~3.31.1 5.12.0~5.21.3

下記製品バージョンのIDマネージャーは、Manifest V3 の拡張機能「ID Manager Extension V3」を使用して動作しており、対応は不要です。

対象ブラウザー EVEMA EVEFA EVEFA スタンドアロン版 Themis
Google Chrome
Microsoft Edge
3.32.0 以降 5.22.0 以降 5.11.0 以降 1.22.0 以降

以下からご利用の製品を選択して、対応が必要なバージョンかご確認ください。

EVEMAをご利用の場合
  • 弊社製品のソフトウェアバージョンにつきましては、ご利用の端末上の [コントロールパネル] – [プログラム] – [プログラムと機能]のページからご確認いただけます。
  • プログラムの一覧から「ID Manager for EVEMA」を探し、バージョン列をご確認ください。
    例:
    ID Manager for EVEMA(x64)3.30.0.43484 バージョン:3.30.0.32484
  • EVEMA バージョンが 3.31.1 以前の場合、「ID Manager Google Chrome Extension」 を使用して動作するため、本件に伴う対応が必要です。引き続き対応をご検討ください。
  • EVEMA バージョンが 3.32.0 以降の場合、「ID Manager Extension V3」 を使用して動作するため、本件に伴う対応は不要です。
EVEFAをご利用の場合
  • 弊社製品のソフトウェアバージョンにつきましては、ご利用の端末上の [コントロールパネル] – [プログラム] – [プログラムと機能]のページからご確認いただけます。
  • プログラムの一覧から「EVEFA ID Manager」を探し、バージョン列をご確認ください。
    例:
    EVEFA ID Manager 5.21.3.32682 バージョン:5.21.3.32682
  • EVEFA バージョンが 5.21.3 以前の場合、「ID Manager Google Chrome Extension」 を使用して動作するため、本件に伴う対応が必要です。引き続き対応をご検討ください。
  • EVEFA バージョンが 5.22.0 以降の場合、「ID Manager Extension V3」 を使用して動作するため、本件に伴う対応は不要です。
EVEFA スタンドアロン版をご利用の場合
  • 弊社製品のソフトウェアバージョンにつきましては、ご利用の端末上の [コントロールパネル] – [プログラム] – [プログラムと機能]のページからご確認いただけます。
  • プログラムの一覧から「EVEFA Standalone Edition」を探し、バージョン列をご確認ください。
    例:
    EVEFA Standalone Edition (x64) 5.10.0.32439 バージョン:5.10.32439
  • EVEFA Standalone Edition バージョンが 5.10.0 以前の場合、「ID Manager Google Chrome Extension」 を使用して動作するため、本件に伴う対応が必要です。引き続き対応をご検討ください。
  • EVEFA Standalone Edition バージョンが 5.11.0 以降の場合、「ID Manager Extension V3」 を使用して動作するため、本件に伴う対応は不要です。
Themisをご利用の場合
  • 弊社製品のソフトウェアバージョンにつきましては、ご利用の端末上の [コントロールパネル] – [プログラム] – [プログラムと機能]のページからご確認いただけます。
  • プログラムの一覧から「Themis Client」を探し、バージョン列をご確認ください。
    例:
    Themis Client バージョン:1.10.0.44932
  • Themis Client バージョンが 1.21.0 以前の場合、「ID Manager Google Chrome Extension」 を使用して動作するため、本件に伴う対応が必要です。引き続き対応をご検討ください。
  • Themis Client バージョンが 1.22.0 以降の場合、「ID Manager Extension V3」 を使用して動作するため、本件に伴う対応は不要です。

 

2.ご利用のブラウザーが「ID Manager Google Chrome Extension」を使用しているか確認する

以下からご利用のブラウザーを選択して、拡張機能「ID Manager Google Chrome Extension」を使用しているかご確認ください。

Google Chromeをご利用の場合
  1. Google Chrome ブラウザのアドレスバーに以下を入力し、拡張機能の管理画面を開きます。

    chrome://extensions/

  2. 拡張機能の一覧の中から「ID Manager Google Chrome Extension」を探し、有効状態(右下にあるスイッチがON)になっているか確認します。
    Google Chrome ID Manager Google Chrome Extension
    手動で追加した場合
    Google Chrome ID Manager Google Chrome Extension(GPO)
    ポリシーにより追加した場合
    • 一覧に「ID Manager Google Chrome Extension」が無い場合はインストールされていません。
      本件の対象では無いと判断可能です。本件に伴う対応は不要です。
    • スイッチがONになっている場合は、ブラウザーで同拡張機能を使用しています。
      引き続き対応をご検討ください。
Microsoft Edgeをご利用の場合
  1. Microsoft Edge ブラウザのアドレスバーに以下を入力し、拡張機能の管理画面を開きます

    edge://extensions/

  2. 拡張機能の一覧の中から「ID Manager Google Chrome Extension」を探し、有効状態(右上にあるスイッチがON)になっているか確認します。
    手動で追加した場合: Google Chrome ID Manager Google Chrome Extension
    ポリシーにより追加した場合: Google Chrome ID Manager Google Chrome Extension(GPO)
    • 一覧に「ID Manager Google Chrome Extension」が無い場合はインストールされていません。
      本件の対象では無いと判断可能です。本件に伴う対応は不要です。
    • スイッチがONになっている場合は、ブラウザーで同拡張機能を使用しています。
      引き続き対応をご検討ください。
上記以外のブラウザをご利用の場合
本件の対象では無いと判断可能です。本件に伴う対応は不要です。

 

3.対応手順について

上記の確認結果から本件に伴う対応が必要と判断される場合、以下2通りのどちらかを実施してください。

既存の製品をバージョンアップせず「ID Manager Extension V3」を利用する

既存の製品をバージョンアップせずに、Manifest V3 の拡張機能「ID Manager Extension V3」を利用するためには次の対応が必要です。

  1. 「ID Manager Extension V3」のブラウザーへのインストール
  2. IDマネージャーが「ID Manager Extension V3」を使用して動作するための設定変更

上記2点の対応を行うための手順書および更新ツールを提供しております。
IDマネージャー更新ツール提供申し込みフォーム

製品をバージョンアップして「ID Manager Extension V3」を利用する

既存の製品をバージョンアップして、Manifest V3 の拡張機能「ID Manager Extension V3」を利用するためには次の対応が必要です。
この場合、更新ツールの実行は不要です。

  1. 「ID Manager Extension V3」のブラウザーへのインストール
  2. 最新バージョンの入手とバージョンアップ

「ID Manager Extension V3」対応の製品バージョンの入手につきましては「最新バージョン入手」ページをご確認ください。
最新バージョン入手